マイナースポーツで日本代表になろう!今からでも遅くない競技3選

マイナースポーツ

 

メジャーなスポーツといえば、真っ先に思い浮かぶのがサッカー・野球・バスケットボールです。

これらの人気スポーツがある一方で、まだ世の中にはあまり知られていないスポーツがあります。

競技人口が少ないスポーツは、一般的に「マイナースポーツ」と言われています。

しかし、マイナースポーツは本当に人気がないのでしょうか?競技として存在している以上、それをプレーする選手がいるのは確かです。

競技人口が少ないのであれば、そのぶんトップ選手になれる可能性も高まります。

今回は、とにかくスポーツで日本代表になってみたいという方のために、今からでも間に合うマイナースポーツを3つ紹介していきます。

 

【クィディッチ】魔法界の競技が現実になっていた⁉︎

(画像:東京新聞)

全世界で絶大な人気を誇ったハリーポッターシリーズ。

その作中で「クィディッチ」という競技が行われます。ハリーポッターシリーズを見た人であれば、すぐにピンと来るはずです。

実はこのクィディッチが今、現実の世界でも行われています。

もちろん、人がホウキに乗り、空中を飛ぶことはできません。現実で行われているクィディッチでは人がホウキに跨り、走り回ります。

なんともシュールな光景です。

それでは、現実世界でのクィディッチに関して探っていきましょう。

世界40ヶ国以上でプレーされている

クィディッチは、2005年にアメリカ・バーモント州のミドルベリー大学の学生によって、現実世界でも競技として行われるようになりました。

今では世界40ヶ国以上でプレイされており、発祥の地であるアメリカではプロリーグも発足。

イギリスでもプレミアリーグが発足され、国内10チームにより毎年6月から8月にかけて開催されています。

ヨーロッパ諸国での人気が高く、その他にもブラジル・マレーシア・ベトナムなどで活動しているチームがあります 。

日本ではアマチュアの「東京ペンギンズ」や「KATAYABURIクィディッチ」などの東京で活動するチームが多いです。大阪には「大阪オーキニーズ」というチームもあります。

また「WASEDA REOPARD SEALS」という大学生チームがあり、2022年4月に開催された全日本クィディッチ選手権に出場しています。そこでは初出場ながら3位に輝きました。

競技中はとにかく忙しい!

クィディッチの試合中は、とにかくカオスです。男女混合の7人1チームで、両チーム合計14人が目まぐるしく走り回ります。

与えられた役割によってやることは違い、シーカー(ハリーがやっていたポジション)1人はスニッチ(飛び回る羽付きの球)を捕まえるために奔走します。

現実世界に空中を飛び回るスニッチは存在しません。そこで、どちらのチームにも属してない人がその役割を担い、腰の後ろに黄色い球をぶら下げて逃げます。

スポーツで審判以外の第三者が試合に参加するのは、非常に珍しいです。

クィディッチの詳しいルールはこちら↓

 

日本代表になりたければまずは体験会へ

日本代表になるためには、まず体験会に参加する必要がありますので、各チームのHPもしくはSNSからコンタクトをとってみるといいでしょう。

東京ペンギンズ公式HP

KAMINARI MONSTERSインスタグラム

KATAYABURI クィディッチ

麻布スターリング フェイスブック

大阪オーキニーズ インスタグラム

クィディッチは、2年に一度ワールドカップが開催されています。2020年7月に開催予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により延期になってしまっています。

2023年には、第5回クィディッチワールドカップがアメリカ・リッチモンドで開催される予定です

まだ時間はありますので、もしかすると日本代表としてワールドカップに出場できるかもしれません。

 

【モルック 】メディアでも話題のフィンランド発祥スポーツ

(画像:TV LIFE公式Twitter)

お笑い番組をよく見る人であれば「モルック 」という言葉を、一度は聞いたことがあるかもしれません。

お笑いコンビ「さらば青春の光」の森田さんが、日本代表として世界大会に出場したことで話題になったマイナースポーツです。

日本での競技人口は、2020年時点で約1万人と推定されています。

サッカーの国内競技人口が約436万人と推定されているので、それと比べるとモルックはかなりマイナーなスポーツだと言えます。 

老若男女誰でも楽しめる

モルックとは、簡単に言うと木の棒(モルック )を投げて、番号が振られたピン(スキットル)を倒すことで得点を競う競技です。

競技に必要な道具は6,000円前後で揃えることができるため、始めるハードルも低いです。

 

 

基本的には、モルックを投げるだけなので特別な体力は必要ありません。子どもから大人まで気軽に楽しめるのが、モルックの魅力のひとつです。

また、モルックは下投げというルールがあるので、怪我の危険性も低いスポーツです。

発祥の地であるフィンランドでは、お酒を飲みながらモルックで遊ぶ場合もあり、多くの人に親しまれています。

モルックの詳しいルールはこちら↓

 


技術と戦略が勝敗のカギを握る

モルックはスキットルを倒し、先に50点ピッタリにした方が勝ちです。50点以上ではなく、ピッタリというところが肝。

なぜなら、50点を超えてしまうと、得点が25点まで引かれてしまうからです。

 

モルックにおいて、重要なのは身体能力ではなく戦略です。

たとえば、モルック初心者と上級者が試合をするとします。モルックを投げる距離は、日本では3.5mに指定されています。その程度の距離なら、初心者でもスキットルを倒すのは簡単です。

実際にやってみるとそれなりの得点を取ることができるので、意外といい試合をしていると思ってしまいます。

しかし、気がつけば大差をつけられて負けてしまうケースが多いです。そこに隠されているのが戦略というわけです。

初心者でもスキットルは倒せます。だからこそ、その他の思考力や戦略の部分で競うのです。

相手の2手、3手先を読む頭脳戦。それがモルックです。

翌日には日本代表になれる?

日本モルック協会の公式ホームページのトップ画面には

「あした、日本代表になれる。それが、『モルック』です」

(引用元:日本モルック協会公式HP)

と書かれています。

(画像:日本モルック協会公式HP)

「さらば青春の光」の森田さんは、東京での練習会で世界大会のことを知り、即日で出場を決めました。

そして、実際にフランスで行われた世界大会に日本代表として出場したのです。

ただ、開催地までの旅費や滞在費は自己負担となります。

逆に言えば、そのハードルさえ越えることができれば、日の丸を背負うことができるというわけです。

モルックは北は北海道、南は沖縄にまで日本モルック協会公認のチームが存在します。そのため、練習会にも参加しやすいです。

2022年8月にフランスで行われる世界大会には、13チーム63名が日本代表として出場予定です。

国内でも大会が頻繁に開催されているため、まず練習会に参加して、大会で経験値を積んでいくのがいいでしょう。

全国モルック団体一覧

【スポールブール】起源は約5000年前?世界最古の球技

(画像:スポールブール伝道師 豊田想公式HP)

スポールブールとは、重さ約1kgのソフトボールくらいの大きさの球(真鍮)を、離れた場所に置かれた目標球めがけて投げる競技です。

スポールブールとひとくくりに言っても、競技種目は6つもあります。

今から始めるのであれば、自分の長所を活かせる種目を選ぶのが重要なポイントになりそうです。

日本ではマイナーだけど世界ではメジャー

スポールブールは、日本ではマイナーでもフランスやイタリアなどのヨーロッパでは盛んに行われており、プロ選手も存在します。

テレビ中継もされ専用競技場もあるほどなので、その人気は高いと言えるでしょう。

残念ながら、日本ではまだマイナーな競技であるスポールブール。競技人口は50人ほどで、当然プロ選手もいません。

しかし、そんな日本にもヨーロッパのメダリストたちを倒し、スポールブール世界ベスト6になった日本人選手がいるのです。

日本スポールブール界のレジェンドが語る魅力

スポールブール伝道師・日本代表監督兼選手の豊田想さん43歳。これまでに、日本選手権で32回も優勝し、アジア・オセアニア選手権でも金メダルを獲得しています。

このような華々しい成績を残してきた豊田さんは、スポールブールの魅力をこのように語っています。

「金属の球を青空の下で投げる、球同士がぶつかった時のカーンという音が辺りに響き渡る、といった体験は、なかなか他の競技では味わえない非日常感がある魅力ものだと思います。

スポールブールをしない限り、なかなか人生で金属の球を投げることはないと思いますからね。」

(引用元:ドラゴン桜(三田紀房)公式note)

たしかに、金属球を投げるというのは日常ではなかなかありません。

そんな非日常を体感しつつ、日本代表を目指せるのはスポールブールの大きな魅力です。

スポールブールの詳しいルールはこちら↓

スポールブール公式HP

パリ五輪に出場できる可能性もある!

スポールブール公式ホームページには「君日本代表にならないか?」と書かれています。

(画像:スポールブール公式HP)

なんと、日本代表候補を公募しているのです。

スポールブールは、第二のオリンピックとも言われるワールドゲームスの正式種目になっています。

そして、2024年のパリオリンピックの正式種目になる可能性も高いようです。

まだ2024年までは時間があります。上手くいけば他競技の有名選手とともに、開会式に参加することもできるかもしれません。

夢のような話が現実になる可能性が非常に高いスポーツ。それがスポールブールなのです。

どんなかたちであれ、オリンピックに出てみたい。スポールブールは、そう思っている方にとって最適なスポーツです。

興味のある人は、スポールブール公式HPから練習会について問い合わせてみるといいでしょう。

スポールブール公式HP

マイナースポーツにはロマンがある

マイナースポーツと呼ばれている以上、競技人口が少ないのは確かです。

しかし、それに取り組む選手たちの熱量は、他のメジャーなスポーツの選手と比べても大きな差ははありません。

マイナースポーツであれば、日本を代表する選手になれる可能性があります。今から始めても遅くないのです。

つまり、全ての人が日本代表候補というわけです。

サッカーや野球などで日本代表を目指す場合、幼い頃から膨大な時間をかけて実力を身につけていく必要があります。

今回の記事で紹介したマイナースポーツは、その時間をショートカットして日本代表になることができます。

マイナースポーツには、未知の喜びがあるはずです。

少しでも興味が湧いてきた人は、今すぐ体験会に参加してみましょう。

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